拳から恋




──外に出て、まっすぐ白鳥くんのもとへ向かえば、案の定、木の側に寝そべっていた。



バキッと踏んだ木の枝の音に反応して、瞑っていた目が片目だけ開かれる。



「……聖?」


「そう、邪魔だった?」


「いや、いいけど」



反動をつけて起き上がった白鳥くんの横に辺りを見渡しながらわたしは腰を下ろした。


「今朝の……登校時のことなんだけど、白鳥くんの家って、うちと同じような感じなの?」

「……全然。一般ぴーぷるだけど?」


「え、そうなの?」



なら何で家に居たんだろ……

同じような家系なら納得いくのにな。



「あの写真を撮る少し前に、遊んでたボールをいれちまったんだよ、お前ん家の中に。
そんで、取りに行ったら聖が出てきて……そっからよく遊ぶようになったんだ」