「聖」 「……白鳥くん、早いね」 朝、待ってた、と言われた時と同じ場所に白鳥くんが立っていた。 帰りもそうだが、朝も待つほど話したいことってのは、重要なように感じる。 だから立ち止まって、切り出されるのを待った。 「昨日、あの後どうなった?」 「え?……あぁっ、やみくもに走ったら、いつの間にか撒けたみたいで、この通り無傷」 「そう」 嘘だけど。 また高架下に誘い込んで……と思ったのに、対策されていたみたいで なかなかひと気のない所に行けないでいたら、運良く河川敷見つけて──