「信一、鬼の動きが止まってる!」
「思った通りだ。鬼はあいつに操られてるんだ!」
つまり、本当の敵は鬼じゃなくて男の子だ。
男の子を説得することができれば、この鬼ごっこをやめることができるかもしれない。
「どうしてこんなことをするんだ! 僕たちがなにをしたって言うんだ!」
信一の言葉に男の子は表情を変えない。
名前を呼ばれたことに驚いただけで、他のことに関心はなさそうだ。
「お願いだからもうやめて! 私達を元の世界にかえして!」
由紀も必死で声をかける。
けれど男の子は数回まばたきをすると、また笑顔になった。
「びっくりした。だけどもう大丈夫。これくらいのことどうってことない」
まるで自分に言い聞かせるように言った次の瞬間、再び鬼が動き始めたのだ。
大きく振りかざされた手がこちらへ伸びてくる。
真っ直ぐに、私の方へと。
「イァァァ!」
「思った通りだ。鬼はあいつに操られてるんだ!」
つまり、本当の敵は鬼じゃなくて男の子だ。
男の子を説得することができれば、この鬼ごっこをやめることができるかもしれない。
「どうしてこんなことをするんだ! 僕たちがなにをしたって言うんだ!」
信一の言葉に男の子は表情を変えない。
名前を呼ばれたことに驚いただけで、他のことに関心はなさそうだ。
「お願いだからもうやめて! 私達を元の世界にかえして!」
由紀も必死で声をかける。
けれど男の子は数回まばたきをすると、また笑顔になった。
「びっくりした。だけどもう大丈夫。これくらいのことどうってことない」
まるで自分に言い聞かせるように言った次の瞬間、再び鬼が動き始めたのだ。
大きく振りかざされた手がこちらへ伸びてくる。
真っ直ぐに、私の方へと。
「イァァァ!」



