「こっちもダメだ!」
叫んだのは外側へ面した窓を確認していた信一だった。
みんなの顔からサーッと血の気が引いていく。
「ど、どうせ信一と直人が私達を怖がらせようとしてやってるんでしょ? 外に仲間がいて、それで……」
そこまで言ったけれど、信一も直人も笑っていないことに気がついて言葉を切った。
重たい空気が全身にのしかかってくるのを感じる。
なんだかすごく息苦しい。
「そ、外に連絡取ってみる」
気を取り直して言ったのは由紀だった。
スカートのポケットからキッズスマホを取り出して操作している。
4人の中でキッズスマホを持たされているのは由紀だけだ。
「あ、あれ? おかしいな」
スマホを操作していた由紀が首を傾げた。
「由紀、どうしたの?」
叫んだのは外側へ面した窓を確認していた信一だった。
みんなの顔からサーッと血の気が引いていく。
「ど、どうせ信一と直人が私達を怖がらせようとしてやってるんでしょ? 外に仲間がいて、それで……」
そこまで言ったけれど、信一も直人も笑っていないことに気がついて言葉を切った。
重たい空気が全身にのしかかってくるのを感じる。
なんだかすごく息苦しい。
「そ、外に連絡取ってみる」
気を取り直して言ったのは由紀だった。
スカートのポケットからキッズスマホを取り出して操作している。
4人の中でキッズスマホを持たされているのは由紀だけだ。
「あ、あれ? おかしいな」
スマホを操作していた由紀が首を傾げた。
「由紀、どうしたの?」



