ダンダンダンッ!
と、ボールが力強く床に打ち付けられる音を聞きながら、鬼の横をすり抜けた。
その瞬間背中にブンッと風を切る音が聞こえてきてゾクリとした。
鬼が私を捕まえようと手を振り回したのだ。
だけど振り返らなかった。
走って走って、体育館の後方へと向かう。
体育館倉庫があるそこには数個のバスケットボールが転がっていた。
さっき、謝って一緒に出てきてしまったんだろう。
「ウガガガァ!」
鬼が再び咆哮を上げる。
振り向くともう手が届きそうなところまで来ていた。
私はとっさに右手でドリブルを繰り返しながら身を屈め、左手で転がっていたボールを掴むと、鬼めがけて投げつけていた。
ドンッと硬い音がして鬼が目を見開く。
と、ボールが力強く床に打ち付けられる音を聞きながら、鬼の横をすり抜けた。
その瞬間背中にブンッと風を切る音が聞こえてきてゾクリとした。
鬼が私を捕まえようと手を振り回したのだ。
だけど振り返らなかった。
走って走って、体育館の後方へと向かう。
体育館倉庫があるそこには数個のバスケットボールが転がっていた。
さっき、謝って一緒に出てきてしまったんだろう。
「ウガガガァ!」
鬼が再び咆哮を上げる。
振り向くともう手が届きそうなところまで来ていた。
私はとっさに右手でドリブルを繰り返しながら身を屈め、左手で転がっていたボールを掴むと、鬼めがけて投げつけていた。
ドンッと硬い音がして鬼が目を見開く。



