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それから10分間は水泳の上手な由紀が囮になってくれて、どうにか逃げ切ることができた。
由紀は大きな波の中でも自由自在に泳いでまるで人魚のようだった。
「今日の鬼ごっこはこれでおしまいだよ。また明日ね」
男の子が姿を消した後、直人だった青鬼も姿を消した。
プールサイドへ上がると制服もすぐに乾いて元通りになっていた。
「痛っ」
プールサイドに座り込んで呼吸を整えていたとき、信一が小さな声で呟いた。
「そう言えば怪我したんだっけ。大丈夫?」
「大したことない」
だけど痛そうに顔をしかめている。
どこかを怪我しているはずだけれど、制服に破れたような箇所は見当たらなかった。
「ね、ねぇ、信一はどうかしたの?」
由紀が心配そうに聞いてくる。
それから10分間は水泳の上手な由紀が囮になってくれて、どうにか逃げ切ることができた。
由紀は大きな波の中でも自由自在に泳いでまるで人魚のようだった。
「今日の鬼ごっこはこれでおしまいだよ。また明日ね」
男の子が姿を消した後、直人だった青鬼も姿を消した。
プールサイドへ上がると制服もすぐに乾いて元通りになっていた。
「痛っ」
プールサイドに座り込んで呼吸を整えていたとき、信一が小さな声で呟いた。
「そう言えば怪我したんだっけ。大丈夫?」
「大したことない」
だけど痛そうに顔をしかめている。
どこかを怪我しているはずだけれど、制服に破れたような箇所は見当たらなかった。
「ね、ねぇ、信一はどうかしたの?」
由紀が心配そうに聞いてくる。



