そして青鬼を見つけて愕然とした。
「お、鬼!?」
「なにも覚えてないのか?」
信一が声をかけると、由紀は左右に首を振る。
「昨日男の子の幽霊と鬼ごっこをして捕まったところまでしか覚えてないの」
自分が鬼になったときの記憶はまるでないみたいだ。
昨日の夜自分がどこにいたのかもわからないと、由紀は答えた。
「さぁて、そろそろ再会しようか?」
男の子の声に信一が険しい表情になる。
「まだ続けるつもりか!?」
「だって、あと10分時間が余ってるんだもん。遊んでくれるよね?」
まるで幼い子のような声で言われて信一が奥歯を噛みしめる。
どれほど可愛い仕草でお願いされても、こんな非道な遊びは許せない。
「もう十分遊んだだろ! 直人を元に戻せ!」
「遊べないの? それじゃあここにいる全員地獄に行ってもらうけど、いい?」
その言葉に信一は黙り込んでしまった。
「由紀は泳げるよね?」
「お、鬼!?」
「なにも覚えてないのか?」
信一が声をかけると、由紀は左右に首を振る。
「昨日男の子の幽霊と鬼ごっこをして捕まったところまでしか覚えてないの」
自分が鬼になったときの記憶はまるでないみたいだ。
昨日の夜自分がどこにいたのかもわからないと、由紀は答えた。
「さぁて、そろそろ再会しようか?」
男の子の声に信一が険しい表情になる。
「まだ続けるつもりか!?」
「だって、あと10分時間が余ってるんだもん。遊んでくれるよね?」
まるで幼い子のような声で言われて信一が奥歯を噛みしめる。
どれほど可愛い仕草でお願いされても、こんな非道な遊びは許せない。
「もう十分遊んだだろ! 直人を元に戻せ!」
「遊べないの? それじゃあここにいる全員地獄に行ってもらうけど、いい?」
その言葉に信一は黙り込んでしまった。
「由紀は泳げるよね?」



