直人は泳げないと言っていたし、歩くのもままならない状況だ。
「もう1度ふたてに別れて、今度は鬼の前側へ移動しよう。そうやって鬼を錯乱させるんだ」
「わかった」
頷いた、その時だった。
「ギャアア!」
と悲鳴が聞こえてきて心臓が止まりそうになった。
見ると鬼が直人の体を掴もうとしている。
「直人!」
信一が叫んで急いで直人の元へ近づいていく。
だけどやっぱり思うようには動けず、何度も波に体を押し戻されてしまう。
クロールで必死に鬼の横まで来た時、信一は叫んだ。
「直人、逃げろ!」
その声に鬼が反応して動きが止まる。
声の主を探るように体の向きを変えたタイミングで、直人が鬼から離れることができた。
よかった。
と、ホッとしたのもつかの間だ。
「もう1度ふたてに別れて、今度は鬼の前側へ移動しよう。そうやって鬼を錯乱させるんだ」
「わかった」
頷いた、その時だった。
「ギャアア!」
と悲鳴が聞こえてきて心臓が止まりそうになった。
見ると鬼が直人の体を掴もうとしている。
「直人!」
信一が叫んで急いで直人の元へ近づいていく。
だけどやっぱり思うようには動けず、何度も波に体を押し戻されてしまう。
クロールで必死に鬼の横まで来た時、信一は叫んだ。
「直人、逃げろ!」
その声に鬼が反応して動きが止まる。
声の主を探るように体の向きを変えたタイミングで、直人が鬼から離れることができた。
よかった。
と、ホッとしたのもつかの間だ。



