「それってどんな話? 面白そう!」
怖い話も面白い話も大好きな私は身を乗り出して先を話すように勧めた。
すると直人がニヤリとした笑みを浮かべて「その話なら俺も知ってる」と、自分のことおを指差して言った。
直人はこの中で一番体が大きくて、夏服の袖から出ている腕には筋肉がしっかりついている。
心優しい力持ちだ。
「とあるレンタルビデオ店に行くと、どこかの棚に題名の書かれていないブルーレイがあるんだ。それを借りて見てみると、女の人の悲鳴が10分間聞こえてくるんだって。それを最後まで聞くと、その声の女性に呪われるんだ!」
最後にワッと脅かされて由紀がビクリと体を震わせた。
涙目になっている。
「そんなの、最後まで聞かずに止めればいいじゃん」
「バーカ。途中で止めようにも止められないのが、怖い話の鉄板だろ」
話の穴をつついてみたけれど信一が自信満々に言った。
霊力とかで機械がダメになってしまうのかもしれない。
怖い話も面白い話も大好きな私は身を乗り出して先を話すように勧めた。
すると直人がニヤリとした笑みを浮かべて「その話なら俺も知ってる」と、自分のことおを指差して言った。
直人はこの中で一番体が大きくて、夏服の袖から出ている腕には筋肉がしっかりついている。
心優しい力持ちだ。
「とあるレンタルビデオ店に行くと、どこかの棚に題名の書かれていないブルーレイがあるんだ。それを借りて見てみると、女の人の悲鳴が10分間聞こえてくるんだって。それを最後まで聞くと、その声の女性に呪われるんだ!」
最後にワッと脅かされて由紀がビクリと体を震わせた。
涙目になっている。
「そんなの、最後まで聞かずに止めればいいじゃん」
「バーカ。途中で止めようにも止められないのが、怖い話の鉄板だろ」
話の穴をつついてみたけれど信一が自信満々に言った。
霊力とかで機械がダメになってしまうのかもしれない。



