「だけど僕にはまだ願いがある」 森慎吾の体はどんどん透き通っていき、後の景色の方がよく見えるようになった。 「その、願いは……」 最後まで言葉をつなげる前に、森慎吾の姿は完全に消えてしまっていたのだった。