幽霊鬼ごっこ

僕はホッと息を吐き出してその場から少し離れる。
「ぼ、僕はもう帰らなきゃ。今日は早く変えるってお母さんに約束してるんだ」

「へ~え、さすが真面目な慎吾くんだな。お母さんのいうことちゃんと守ってさ」

1人が僕の行く手を遮るように立つ。
気がつけばいつの間にか3人に囲まれていた。

「俺たちみたいな不良とはもう付き合えねぇってか?」
「そ、そんなんじゃ……」
「じゃあ、もう少し遊ぼうぜ!」

そう言われた瞬間、後からカバンを掴まれていた
大きなカバンごと引っ張られて転けそうになる。
僕はとっさにカバンを肩から外して逃げていた。

「あ、逃げたぞ!」
「カバンはこっちにあるんだ大丈夫」