キミだけが私を見てくれた

佐野先生が入った途端賑やかだった教室が静寂に包まれた



「みんな、おはよう」



「「「おはようございます」」」



「学年が上がり生徒が4人普通科に落ちましたね」



「(この学園に降格とかあるんだ、、進学校ってすごい)」



「昨年より身を引き締めて勉学に励むように」



教室の外なのにピリッとした空気に身震いする



「はい!じゃあ堅苦しい話はここまでで、今日は転入生を紹介するぞー!」



「「「転入生!!!???」」」



「そーだ!みんな仲良くするんだぞ〜じゃあ入っておいで」



(ガラッ)



教卓の前にいる佐野先生に手招きされて横にたった



「今日からお前らの仲間だ困ったことがあったら助けるように」



「一ノ瀬 桃音です、今日からよろしくお願いします」



名前を名乗り、一礼した



(ザワッ)



クラスがざわついた



「はいはーい!さのせん〜!なんで一ノ瀬さんが金ピン付きリボンなんですかー?」



1人の男子生徒が手を挙げて質問を投げた



「(金ピン……?)」



私には分からなくて佐野さんの方を向く