* ドキドキと心臓がはち切れそうなほど、大きく拍動を刻んでいる。 私は今、自室のベッドの上に座っている。 そしてその左隣には、瑛大も。 他に理由はない。ただ約束の答えを聞くため、だ。 だけど瑛大は、さっきから何も言わなくて。 「……ねぇ。そろそろさ、教えてよ」 この状況に痺れを切らした私は、意を決してその言葉を吐いた。