不器用なアイツと本音を言えないわたし


あの後は先生の話があり、今やっと終わったところだ。

結「やっと終わった〜先生、話長すぎ!」

花「そうだね。」

結「それもそうだけど、今日一緒に帰らない?途中までは道、一緒だし」

花「そうだね!一緒に帰ろ」

わたしとゆっちゃんは教室を出る。

◇◇◇◇◇

結「そういえばさ、花音のさ髪マジで羨ましいー」

花「そうかな?」

結「そうだよ!だって、少し茶色でストレートじゃん!」

花「そうか〜でもわたしにとっては、ゆっちゃんの髪が羨ましいな〜。ゆっちゃんの髪さ、少し巻いてるように見えるし、黒髪だし、いいじゃん!わたしさ、どストレートだから巻いてもすぐにストレートになるよ」

結「でも、ウチにとってはこの髪はコンプレックスだよ〜。ストレートにしたくてもくせっ毛だからね〜」

わたしとゆっちゃんはこんな会話をしながら、歩いていた。