「…」 「…」 カーテンの隙間から、 微かに月明りが差し込んでいる。 当の本人の顔は、 見えないままだったけれど。 すみれはそっと目を閉じた。 「ねぇ、寝ていい?」 「ベッドで寝てくれ」 「…今、誘われた?」 「…」 「…」 「…なに言ってんだ」 すみれはクスッと笑って、 その逞しい胸に顔を埋めた。