冷酷社長な旦那様が「君のためなら死ねる」と言い出しました~ヤンデレ御曹司の激重愛~

 そんな私たちの元へ、今度は和奏と麗さんがやってくる。「「おめでとう~!」」と明るい声をかけてくれる彼女たちだが、私も祝いたいことがある。

「麗さんもおめでとうございます! 赤ちゃん順調ですか?」
「うん。順調すぎて体重増加に注意しないと」

 母性を感じる笑顔を見せる麗さんは、今妊娠五カ月に入ったところなのだ。

 和奏と焼き鳥屋に行ったあたりから体調を崩していた彼女だが、つわりのせいだったとわかった時は私たちも大喜びした。

 ふんわりしたドレスでお腹は目立たないけれど、触らせてもらうと膨らみがわかる。ここに赤ちゃんがいるんだ……と実感して、すごく感動する。

 ママになる彼女の隣にやってくるのは、久々にお会いしたわが社のトップ、不破社長。夫婦共々お世話になっているので招待したのだが、忙しい中参列してくれてありがたい。

 旦那様として、パパとしてますます素敵になった気がする社長は、体重を気にする麗さんの頭をぽんと撫でる。

「家でもお前の専属シェフがいるからな」
「そうなの、この人いつも作りすぎるのよ。美味しいからつい食べすぎちゃうし」

 不敵に微笑む社長に、麗さんは口を尖らせながらも幸せそう。社長は元調理師なので、プロ並みの料理を作ってくれるのだから羨ましい限りだ。