***** 一方で、恋菜と響平は、というと… 下を向いて、すっかり落ち込んでしまった響平。 その真ん前に、微笑みをたたえながらも響平を睨む恋菜がいる。 彼女はゆっくりとしゃがんで響平を見つめる。 自分との約束を守ることができなかった、不甲斐ない弟に対して心底腹をたたているのだろう。 彼女の笑顔が、怖い。 蛇に睨まれた蛙状態になっている響平。 「響平、」 ゆっくりと、静かに言葉を発する恋菜。 「はぃ!」 反射で、情けない返事をする響平。