***** 1時間後… やっと、喧嘩の決着がついた。 傷だらけで不機嫌に床に座っている、朔。 彼はとても悔しそうに、息を整えている。 「くそッ」 彼の前で仁王立ちをし、満足げな顔をしている希愛。 彼女の息も荒いが、満足そうな顔をしている。 「朔くん、十分強くなったんだけどねぇ〜!」 ニヤリ、と嫌味な笑顔を浮かべる希愛。 「まだ、私には勝てないねぇ」 明らかに挑発的な発言をする希愛。