ビフォーアフターを比べるらしく、今の状態の写真をふたり並んで撮る。
いや、出来れば私は見切れてるぐらいが有難いんですが…
「今更だけど…髪切っていいのかな?」
「はい、大丈夫です」
髪を切ってくれる子の名前は立花くんらしい。
恥ずかしい話…美容院にもしばらく行ってなくて前髪は伸びたら自分で切ってただけ。
髪も伸び伸びで枝毛だらけだと思う。
だから…
実はちょっと楽しみな気持ちがある。
あとでみんなの前に出ないといけないのはかなり嫌だけど…
「ありがとう。とびっきり可愛くするから」
いつ振りかのカット。
前髪も切ってもらって目を開けると、鏡に映る自分がまるで別人のよう。
「伊織すごく似合ってる!可愛い!!」
みっちゃんもそう言ってくれて私は照れてしまう。
「くくれるようにセミロングにしておくね。今から巻いたりするけどいいかな?」
「は、はい!お願いします」
髪セットは暁斗くんの所でしてもらった以来だなぁ。
少ししてヘアセットとメイクが完成した。
「わ…ありがとうございます」
「気に入ってもらえたら嬉しいです」
私なんかにはもったいないセットで感激してしまう。
「皆実ー!次お前の番」
カーテンで区切られた隣にいた和希くんがやってきた。
「皆実の彼女、すげー可愛くなったぞ」
「いやえっと彼女じゃ…「伊織、可愛すぎ」
和希くんは私の言葉を遮り、私の目の前にやって来た。
ぎゅうっ!
「わぁー!なにするの!」
「伊織が可愛すぎるから」
私は急いで和希くんから離れた。
ほんとにこの子は…距離感が…!!
「お前らラブラブだな」
いやだから違うんです!!
和希くんがカットの間、私はもうひとりの男の子とみっちゃんと服を決めにさっきまで和希くんがいた隣へ移動した。
ーーーーーーーー
「いいじゃん!ほんとのカップルみたい!」
「え!みっちゃん、それは困るんだけど」
「なんで困んの?俺と伊織がカップルでいいじゃん」
いや、だからちゃうやん。
あかんやん。
言われたものを着たがペアルックとかではなく、なんかリンク…コーデ?というものらしい。
初めて聞いた。
あっ!
暁斗くんに連絡しなきゃ!
鞄を漁りスマホを探していると
「もうすぐ出番だから急いで!」
え!!??
「行くよ伊織!」
和希くんに腕を引っ張られて、みっちゃんも一緒に外の舞台へと急いだ。
いや、出来れば私は見切れてるぐらいが有難いんですが…
「今更だけど…髪切っていいのかな?」
「はい、大丈夫です」
髪を切ってくれる子の名前は立花くんらしい。
恥ずかしい話…美容院にもしばらく行ってなくて前髪は伸びたら自分で切ってただけ。
髪も伸び伸びで枝毛だらけだと思う。
だから…
実はちょっと楽しみな気持ちがある。
あとでみんなの前に出ないといけないのはかなり嫌だけど…
「ありがとう。とびっきり可愛くするから」
いつ振りかのカット。
前髪も切ってもらって目を開けると、鏡に映る自分がまるで別人のよう。
「伊織すごく似合ってる!可愛い!!」
みっちゃんもそう言ってくれて私は照れてしまう。
「くくれるようにセミロングにしておくね。今から巻いたりするけどいいかな?」
「は、はい!お願いします」
髪セットは暁斗くんの所でしてもらった以来だなぁ。
少ししてヘアセットとメイクが完成した。
「わ…ありがとうございます」
「気に入ってもらえたら嬉しいです」
私なんかにはもったいないセットで感激してしまう。
「皆実ー!次お前の番」
カーテンで区切られた隣にいた和希くんがやってきた。
「皆実の彼女、すげー可愛くなったぞ」
「いやえっと彼女じゃ…「伊織、可愛すぎ」
和希くんは私の言葉を遮り、私の目の前にやって来た。
ぎゅうっ!
「わぁー!なにするの!」
「伊織が可愛すぎるから」
私は急いで和希くんから離れた。
ほんとにこの子は…距離感が…!!
「お前らラブラブだな」
いやだから違うんです!!
和希くんがカットの間、私はもうひとりの男の子とみっちゃんと服を決めにさっきまで和希くんがいた隣へ移動した。
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「いいじゃん!ほんとのカップルみたい!」
「え!みっちゃん、それは困るんだけど」
「なんで困んの?俺と伊織がカップルでいいじゃん」
いや、だからちゃうやん。
あかんやん。
言われたものを着たがペアルックとかではなく、なんかリンク…コーデ?というものらしい。
初めて聞いた。
あっ!
暁斗くんに連絡しなきゃ!
鞄を漁りスマホを探していると
「もうすぐ出番だから急いで!」
え!!??
「行くよ伊織!」
和希くんに腕を引っ張られて、みっちゃんも一緒に外の舞台へと急いだ。



