「まぁぁ!!もう一度ってことは、以前にもプロポーズしてくれたの!?」
「はい。プロポーズというか、婚約の話はしました。でも伊織さんはまだとのことだったので、また改めてプロポーズさせてもらいます」
「ふつつかな娘ですが、どうぞよろしくお願いいたします」
おいおいおい
なにを勝手にふたりで話を進めてるねん。
「もう!この話はおしまい!!」
「おまえが1番声でけぇって」
ガーーンッ
冷静に暁斗くんにツッコまれた。
「暁斗くん、今日は1日ありがとう」
まだ興奮しているお母さんを放って、暁斗くんを見送るために外に出た。
「いや、俺が礼を言わないとだし」
ねぇ…私たち
また付き合えるんだよね?
なんかドタバタして実感がない。。。
「あのね、暁斗くんー…」
ちゅっ
暁斗くんからの、左ほっぺに軽いキス。
それだけで私の顔は赤くなる。
「今日はこれで我慢する」
あ…俺様な笑顔になってる。
意地悪な、でも目が離せなくなる笑顔。
「じゃーな」
「おやすみ」
車に乗って帰っていく。
離れたくない。なんて言ったら困らせるよね。
お風呂を済ませる。
髪を乾かしながら、冷静になってきた頭で今日のことを振り返る。
てか!!
入試!!!
大丈夫だよね!?
受かってるよね!?
来週の結果発表まで怖いなぁ。。
アメリカかぁ・・・
3年間。。。
不安じゃないって言ったら嘘になる。
だけど、絶対乗り越えてみせるから
強くならなきゃ。
たった3年だもん。
じわっと涙が出てくる。
強がりな自分が弱い自分に負けてしまいそう。
「伊織」
「お母さん…ごめん、起こしちゃった?」
「ううん、起きてたの。ちょっと話そっか」
温かいお茶を飲んで心がスッとした。
「暁斗さんとヨリが戻ってよかったわね」
「うん。あのねお母さん…」
「どうしたの?」
「暁斗くん、アメリカに3年間行くんだけどその間連絡取れないの。もちろん会えないし。これがお祖父さんからの最終条件でね」
「そんな…」
「乗り越えるって決めたの。この別れてた1ヶ月半の方が絶対辛いから絶対乗り越えてみせる。…だけどね、やっぱり不安もあって…」
弱い自分が邪魔をする。
「…伊織。それは当たり前の気持ちよ。不安なこと、我慢せずなんでも話して?それに伊織と暁斗さんなら乗り越えれるわよ。必ず」
私はコクッと頷いた。
それから朝5時までお母さんと色んな話をした。
ーーーーーーーーーーーー
「ほんとによかったねー!!!」
次の日、みっちゃんに電話で報告をしたら無事ヨリを戻せたことをすごく喜んでくれた。
「3年間、私といっぱい遊ぼ!そしたら3年なんてあっという間よ!」
「うん。いつもありがとう」
みっちゃんの言葉が心強かった。
「これ以上頑張る必要なんてないと思うよ?伊織らしく過ごしなよ?」
うる。。。
みっちゃんの言葉に涙が溢れてきた。
「あんた…また泣いてるでしょ」
「ぐす…泣いてないもん」
早く学校でみっちゃんに会いたいな。
————————————
「えー、私も見に行きたい」
「来いよ。招待客で言っておくから」
「……………」
「一昨年、伊織に聞いた時そんなのあるの優聖って思ったわ〜」
「みっちゃんも踊ったら?和希いるし。あ、佐伯もいるしさ」
「え!無理無理!!あと数週間しかないし!!」
「……………………」
目の前で繰り広げられてる会話。
みっちゃん、何故か顔赤くして断ってるし。
てか、そんなことよりも…
「キモイ顔してこっち見んな。なんでずっと黙ってんだよ」
あ、やっぱり嫌いだ。
「あのさ…何回も言ってるけど、ここどこかわかってる?」
「は?バカにしてんのか。いおの学校」
「ですよね。…なんで当たり前のように私らのクラスにいるのかな?」
「警備員の人も普通に通してくれたし、なんなら世間話したけど」
大丈夫か!?学校(ここ)のセキュリティ!!
お昼休みに急に教室までやってきた暁斗くん。
周りはだいぶこの状況に慣れたのか騒がれはしないが、視線は感じる。
「暁斗くん、学校は?」
「アメリカ行きの準備とかで先帰らせてもらった。てか、こっちでの大学ももう受かってるし自由登校みたいなもんだな」
「はぁ……」
お金持ち学校はやっぱりわからない。
「でも高校卒業までは期末とかあるでしょ?勉強大丈夫なの?」
みっちゃんの的確な質問!!
そうだよ、いくら頭の良い暁斗くんでもやっぱり授業は聞かなきゃ!
「あぁー…俺ずっと学年トップだから、別に心配してない」
次元が違うかった。
余計な心配してごめんよ。
なんか、、、すごく土下座したくなった。
「はい。プロポーズというか、婚約の話はしました。でも伊織さんはまだとのことだったので、また改めてプロポーズさせてもらいます」
「ふつつかな娘ですが、どうぞよろしくお願いいたします」
おいおいおい
なにを勝手にふたりで話を進めてるねん。
「もう!この話はおしまい!!」
「おまえが1番声でけぇって」
ガーーンッ
冷静に暁斗くんにツッコまれた。
「暁斗くん、今日は1日ありがとう」
まだ興奮しているお母さんを放って、暁斗くんを見送るために外に出た。
「いや、俺が礼を言わないとだし」
ねぇ…私たち
また付き合えるんだよね?
なんかドタバタして実感がない。。。
「あのね、暁斗くんー…」
ちゅっ
暁斗くんからの、左ほっぺに軽いキス。
それだけで私の顔は赤くなる。
「今日はこれで我慢する」
あ…俺様な笑顔になってる。
意地悪な、でも目が離せなくなる笑顔。
「じゃーな」
「おやすみ」
車に乗って帰っていく。
離れたくない。なんて言ったら困らせるよね。
お風呂を済ませる。
髪を乾かしながら、冷静になってきた頭で今日のことを振り返る。
てか!!
入試!!!
大丈夫だよね!?
受かってるよね!?
来週の結果発表まで怖いなぁ。。
アメリカかぁ・・・
3年間。。。
不安じゃないって言ったら嘘になる。
だけど、絶対乗り越えてみせるから
強くならなきゃ。
たった3年だもん。
じわっと涙が出てくる。
強がりな自分が弱い自分に負けてしまいそう。
「伊織」
「お母さん…ごめん、起こしちゃった?」
「ううん、起きてたの。ちょっと話そっか」
温かいお茶を飲んで心がスッとした。
「暁斗さんとヨリが戻ってよかったわね」
「うん。あのねお母さん…」
「どうしたの?」
「暁斗くん、アメリカに3年間行くんだけどその間連絡取れないの。もちろん会えないし。これがお祖父さんからの最終条件でね」
「そんな…」
「乗り越えるって決めたの。この別れてた1ヶ月半の方が絶対辛いから絶対乗り越えてみせる。…だけどね、やっぱり不安もあって…」
弱い自分が邪魔をする。
「…伊織。それは当たり前の気持ちよ。不安なこと、我慢せずなんでも話して?それに伊織と暁斗さんなら乗り越えれるわよ。必ず」
私はコクッと頷いた。
それから朝5時までお母さんと色んな話をした。
ーーーーーーーーーーーー
「ほんとによかったねー!!!」
次の日、みっちゃんに電話で報告をしたら無事ヨリを戻せたことをすごく喜んでくれた。
「3年間、私といっぱい遊ぼ!そしたら3年なんてあっという間よ!」
「うん。いつもありがとう」
みっちゃんの言葉が心強かった。
「これ以上頑張る必要なんてないと思うよ?伊織らしく過ごしなよ?」
うる。。。
みっちゃんの言葉に涙が溢れてきた。
「あんた…また泣いてるでしょ」
「ぐす…泣いてないもん」
早く学校でみっちゃんに会いたいな。
————————————
「えー、私も見に行きたい」
「来いよ。招待客で言っておくから」
「……………」
「一昨年、伊織に聞いた時そんなのあるの優聖って思ったわ〜」
「みっちゃんも踊ったら?和希いるし。あ、佐伯もいるしさ」
「え!無理無理!!あと数週間しかないし!!」
「……………………」
目の前で繰り広げられてる会話。
みっちゃん、何故か顔赤くして断ってるし。
てか、そんなことよりも…
「キモイ顔してこっち見んな。なんでずっと黙ってんだよ」
あ、やっぱり嫌いだ。
「あのさ…何回も言ってるけど、ここどこかわかってる?」
「は?バカにしてんのか。いおの学校」
「ですよね。…なんで当たり前のように私らのクラスにいるのかな?」
「警備員の人も普通に通してくれたし、なんなら世間話したけど」
大丈夫か!?学校(ここ)のセキュリティ!!
お昼休みに急に教室までやってきた暁斗くん。
周りはだいぶこの状況に慣れたのか騒がれはしないが、視線は感じる。
「暁斗くん、学校は?」
「アメリカ行きの準備とかで先帰らせてもらった。てか、こっちでの大学ももう受かってるし自由登校みたいなもんだな」
「はぁ……」
お金持ち学校はやっぱりわからない。
「でも高校卒業までは期末とかあるでしょ?勉強大丈夫なの?」
みっちゃんの的確な質問!!
そうだよ、いくら頭の良い暁斗くんでもやっぱり授業は聞かなきゃ!
「あぁー…俺ずっと学年トップだから、別に心配してない」
次元が違うかった。
余計な心配してごめんよ。
なんか、、、すごく土下座したくなった。



