「例えば、丑の刻参りってのがあるだろ?」
「藁人形で呪い殺しちゃったりするやつ?」
「そうそう。あれは純粋な思いだろ。殺したいほど憎いっていう純粋な思い」
「そ、そうだけど……」
「つまり『呪い』と『思い』は同意語」
「で、でも『想い』で人は死んだりしないよ!」
「『呪い』でも人は死なねぇよ」
「だ、だって、丑の刻参りは?」
「発散」
「発散?」
「あれは憎い相手をどうこうってより、憎んでる側がその気持ちを発散したいからするんだろ」
「…………」
「ただやられる側は気持ち悪いってだけの事」
「で、でも! それなら何であたしのチョコレート食べたの? それ、手作りだよ?」
「藁人形で呪い殺しちゃったりするやつ?」
「そうそう。あれは純粋な思いだろ。殺したいほど憎いっていう純粋な思い」
「そ、そうだけど……」
「つまり『呪い』と『思い』は同意語」
「で、でも『想い』で人は死んだりしないよ!」
「『呪い』でも人は死なねぇよ」
「だ、だって、丑の刻参りは?」
「発散」
「発散?」
「あれは憎い相手をどうこうってより、憎んでる側がその気持ちを発散したいからするんだろ」
「…………」
「ただやられる側は気持ち悪いってだけの事」
「で、でも! それなら何であたしのチョコレート食べたの? それ、手作りだよ?」


