「……ここが、寮」
目の前にあるのは、年季の入った立派な大きな屋敷。学校に到着したときにも見たけど、やっぱり学校の敷地内では目立つ。
「わぁ…立派だね」
伊都が屋敷を見上げている。小さな口がポカーンと開いていてかわいい。
「中もええ感じやで~」
一足先に中に入った東間が、周りを見回しながらのんびりした口調で言う。
(ここにはさすがに、でないよな……?)
警戒している俺に、東間がフッと笑って手招きする。
「そんな心配せんでもええって。万が一の時は、一緒に逝こう。俺ら今日から運命共同体や」
「逝くって、どこにだよ……?」
「幽世(死後の世界)とか?」
(……っ、もう、いやだー!)
ぶるぶる震えている俺の頭を、伊都が優しく撫でてくれる。
「東間くん、からかいすぎだよ」
伊都は俺の顔をのぞきこんだ。
「祐くん、大丈夫だよ。みんなで一緒に遊んで、仲良くなればいいから」
伊都は俺の手を取り、にこっと屈託のない笑顔をうかべている。
(結局それかー!)
「ぶっ……!」
東間が吹き出して、慌てて背を向けた。
目の前にあるのは、年季の入った立派な大きな屋敷。学校に到着したときにも見たけど、やっぱり学校の敷地内では目立つ。
「わぁ…立派だね」
伊都が屋敷を見上げている。小さな口がポカーンと開いていてかわいい。
「中もええ感じやで~」
一足先に中に入った東間が、周りを見回しながらのんびりした口調で言う。
(ここにはさすがに、でないよな……?)
警戒している俺に、東間がフッと笑って手招きする。
「そんな心配せんでもええって。万が一の時は、一緒に逝こう。俺ら今日から運命共同体や」
「逝くって、どこにだよ……?」
「幽世(死後の世界)とか?」
(……っ、もう、いやだー!)
ぶるぶる震えている俺の頭を、伊都が優しく撫でてくれる。
「東間くん、からかいすぎだよ」
伊都は俺の顔をのぞきこんだ。
「祐くん、大丈夫だよ。みんなで一緒に遊んで、仲良くなればいいから」
伊都は俺の手を取り、にこっと屈託のない笑顔をうかべている。
(結局それかー!)
「ぶっ……!」
東間が吹き出して、慌てて背を向けた。


