"ダン兄かぁ…。兄貴誘うなんて本当ロマンチックのかけらもないけど、この際、しょうがないかぁ。" クレアが頷く。 実はクレアには、ダン兄に去年告られたコトは言ってない。 まぁあれから一年半は立ってるし、あの時あたしはハッキリ断ったわけで。 あれからダン兄は至って普通にお兄ちゃんしてるし、もうあたしへの思いなんてふっきれてるんじゃないかな。 実はちょっと寂しいと思ってたり。 何なんだろ、この気持ち。