「っていうか、今日のおまえなんか変。妙におとなしいっつーか。やっぱ転校のこととか色々落ち込んでたりするわけ?」 じゃなくて、緊張してんだよっ! と思いつつ、 「まぁね…。」 と答える。 今はマジで頭回んない! 「そっかぁ…」 なんてあいつが考えるように言って、しばらく沈黙が流れる。 沈黙が今日ほど重く感じた日はないかもしれない。 あたしはいつ切り出したらいいのかわからず、自分の心臓の爆音を聞きながら、 何か言わなきゃ! と焦っていた。