幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!

「俺だ、七瀬那雪だ。覚えてないか……?小さい頃よく遊んだ……」

小さい頃よく遊んだ……?

『癒亜ちゃーん!!』

「もしかして……那雪くん?」

私は小さい頃の事を思い出し、名前を呼んだ

「……!そうだ!久しぶりだね」

「……久しぶり」

また横で驚いている慧先輩。

あ……また勝手に話進めてた……ごめんなさい!

「お前達、知り合いなのか?」

「お前には関係ない。」

と、低い声で言う那雪くん。

「こら。はい、幼なじみです」

「そうなんだな。というか那雪、幼なじみがいるとは初耳なんだが?」

幼なじみということを言うと、何故か那雪くんに矛先が向いた

あれ?那雪くん、幼なじみがいるって言ってないんだ……?

「というか癒亜が俺の隣の部屋?」

と、慧先輩の質問を無視し、私に話しかけてきた

無視していいの……?

と思いながら「うん、そうだよ」と返した