幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!

なんか……豪華だな

「とりあえず、那雪を紹介する。態度は気にしなくていいからな」

「ありがとうございます」

慧先輩は優しいな……

そう思いながら那雪と呼ばれる人物を待った

ピーンポーン

「おい、那雪。出てこい。編入生を連れてきた。挨拶しろ」

……お母さんみたい。挨拶しろって。いや、当たり前か。

私は人と関わってこなかったから接し方などあまりわからない

ガチャ

気だるそうに出てきた長身の男の人。綺麗な黒髪にそれに映える赤い瞳。私と目が合うと、何故かびっくりしていた

……?

「那雪。こいつは今日編入してきた姫宮癒亜だ。挨拶しろ」

「……姫宮、癒亜……?」

低い声で私の名前を呼ぶ那雪と呼ばれた人。

なんか、なんだろう……懐かしい感じがする。初めて会ったのに

「もしかして……癒亜か?」

え?

「……どちら様でしょう」