6月―――

私は、編入することになった

別に学校行く必要ないのに……めんどくさ

そう思いながら足を進めた

♢数分後♢

ついた……ここが今日から私が通う七瀬学園か

私は綺麗な校舎だなぁと思いながら中へ入ろうとしていると、

「……おい、お前姫宮癒亜か?」

「そうですけど。なにか?」

私はここの生徒であろう人に声をかけられた。が、それに冷たく返してしまった

私、なんかしたっけ?

そう思いながら次の言葉を待った

「理事長に案内するように言われたからな。これから理事長室まで案内する」

うわ……めんど

「いえ、結構です。ひとりで行きます」

そう言うと、

「だから理事長に言われたって言っているだろう。いいから着いてこい」

と言われた

ッチ。だるい

私は心の中で舌打ちをした。もう一度断わろうと思ったけど、無理そうだ