幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!

すると―――

「やった!ねぇ、今度ご飯一緒に食べよ?」

と、とびきりの笑顔で言われた

「はぁ……俺の質問を無視するな……」

呆れたように言う慧先輩。

「とりあえず、一緒にご飯食べるのはいいとして、慧先輩の質問無視しちゃダメだよ」

と私は那雪くんにそう言った。すると、

「ご、ごめん……。」

と謝り―――

「そうだよ。癒亜は俺の幼なじみ。幼なじみがいんの。俺には」

と、少しぶっきらぼうに言った

うーん、まぁ許容範囲?

「ん。いい子」

と言うと嬉しそうにする那雪くん。

なんか、犬のしっぽと耳が見える……

「癒亜は、猛獣使いみたいだな」

と慧先輩に笑われた

「癒亜、荷物整理手伝おうか?」

「ダメだ。那雪には話さないといけないことがある」