「…まるで鬼神だな」
オルタンスは、俺の後ろ姿を見ながらそう呟いた。
「昔の面影はまるでないが…大丈夫か?ルシェ」
「えぇ。…あれが、あの子の選んだ道なら…私はそれで良い」
「そうか。…そうだな」
「私達も行きましょう。置いていかれては堪りません」
「あぁ」
腹立つ二人ではあるが、俺についてくることが出来る、その実力だけは認めてやる。
ルアリスと違って、死神モードの俺を見ても、びびって腰を抜かしたりはしないしな。
オルタンス曰く、鬼神のごとく快進撃を進め。
俺達は、一番奥にある重厚な扉に辿り着いた。
…いかにも、指令室って感じだが。
「…リーダーがいそうな部屋じゃないですか?」
「そうだな…。もう逃げてるかもしれんが」
それは開けてみれば分かること。
思いっきりドアを蹴り飛ばし、あ、いや丁寧にノックしてドアを開けると。
ルルシーの言った通り、そこは既にもぬけの殻だった。
「…」
周囲を警戒しながら、部屋の中に足を踏み入れる。
恐らく、組織の核に繋がる重要書類等は持ち出してるか、燃やしているとは思うが…。
「…部下を見捨ててリーダーだけ逃げる、とは。流行ってんですかね最近の組織は…」
『セント・ニュクス』と言い、『愛国清上会』と言い。
「どいつもこいつも、リーダーがいてこそ組織だと思ってやがる」
逆だっての。
組織を構成するたくさんの構成員がいるから、組織として成立するのだ。
リーダーだけいても、それは組織ではない。
だから、部下を蔑ろにする組織は遅かれ早かれ潰れる運命なのだ。
「…あなたに言ってんですよ、オルタンス」
「そうか。肝に銘じておく」
あぁそうかい。もう遅いけどな。
で…『愛国清上会』をどうするか、だ。
リーダーに逃げられたとなると、厄介だ。
すると、またしてもルリシヤが。
「ルレイア先輩」
「はい?」
ルリシヤは、部屋の壁に立て掛けられた姿見に、強烈な回し蹴りを食らわせた。
鏡が割れる凄まじい破裂音と共に、その奥に暗い通路が現れた。
…隠し通路、って奴かよ。
「ルリシヤ、あなた…。本格的にMVPを狙ってますね?」
「ふふ。まぁな」
張り切り過ぎでは?このままじゃ俺のMVPが怪しい。
そろそろ活躍しなくては。
オルタンスは、俺の後ろ姿を見ながらそう呟いた。
「昔の面影はまるでないが…大丈夫か?ルシェ」
「えぇ。…あれが、あの子の選んだ道なら…私はそれで良い」
「そうか。…そうだな」
「私達も行きましょう。置いていかれては堪りません」
「あぁ」
腹立つ二人ではあるが、俺についてくることが出来る、その実力だけは認めてやる。
ルアリスと違って、死神モードの俺を見ても、びびって腰を抜かしたりはしないしな。
オルタンス曰く、鬼神のごとく快進撃を進め。
俺達は、一番奥にある重厚な扉に辿り着いた。
…いかにも、指令室って感じだが。
「…リーダーがいそうな部屋じゃないですか?」
「そうだな…。もう逃げてるかもしれんが」
それは開けてみれば分かること。
思いっきりドアを蹴り飛ばし、あ、いや丁寧にノックしてドアを開けると。
ルルシーの言った通り、そこは既にもぬけの殻だった。
「…」
周囲を警戒しながら、部屋の中に足を踏み入れる。
恐らく、組織の核に繋がる重要書類等は持ち出してるか、燃やしているとは思うが…。
「…部下を見捨ててリーダーだけ逃げる、とは。流行ってんですかね最近の組織は…」
『セント・ニュクス』と言い、『愛国清上会』と言い。
「どいつもこいつも、リーダーがいてこそ組織だと思ってやがる」
逆だっての。
組織を構成するたくさんの構成員がいるから、組織として成立するのだ。
リーダーだけいても、それは組織ではない。
だから、部下を蔑ろにする組織は遅かれ早かれ潰れる運命なのだ。
「…あなたに言ってんですよ、オルタンス」
「そうか。肝に銘じておく」
あぁそうかい。もう遅いけどな。
で…『愛国清上会』をどうするか、だ。
リーダーに逃げられたとなると、厄介だ。
すると、またしてもルリシヤが。
「ルレイア先輩」
「はい?」
ルリシヤは、部屋の壁に立て掛けられた姿見に、強烈な回し蹴りを食らわせた。
鏡が割れる凄まじい破裂音と共に、その奥に暗い通路が現れた。
…隠し通路、って奴かよ。
「ルリシヤ、あなた…。本格的にMVPを狙ってますね?」
「ふふ。まぁな」
張り切り過ぎでは?このままじゃ俺のMVPが怪しい。
そろそろ活躍しなくては。


