部屋の空気が、一瞬にして緊張に変わった。
「一体、どうしたの?」
「あっ…。アイズさん、ルリシヤさんもいらっしゃったんですね。丁度良かった…。すぐに来てください」
「ルヴィア、どうした?何があった」
すぐに頭に浮かんだのは、『セント・ニュクス』のことだ。
と言うか、今は他に大変なことなんてないだろう。
俺達が勝手に平和を享受して、夏を満喫していただけで。
一応今は、『セント・ニュクス』と抗争状態にあるんだからな。
「それが…『セント・ニュクス』の構成員と名乗る少年達が、六人ほど…ここに来ています」
「何だって…?」
この場で一番驚いたのは、間違いなくルリシヤだろう。
彼は目を見開いて、そしてルヴィアにすがるように尋ねた。
「無事なのか?生きてるのか?」
「は、はい…。怪我をしている者もいますが…一応」
「治療してやってくれ、お願いだから」
「一応敵組織の人間だよ。敵の斥候である可能性も…」
すかさず、アイズがそう指摘した。
それはもっともだ。最悪爆弾を隠し持ってきてる可能性だってある訳だからな。
「頼む。責任は俺が取る」
ルリシヤは迷うこともなく、きっぱりと言い切った。
まぁ、ルリシヤならそうだろうね。
「治療してあげましょう。ルリシヤがここまで言うのだから、止めても無駄です」
「…だね。とにかく、話を聞いてみないことには何も分からない」
身体検査はしてるだろうし、それに『セント・ニュクス』の少年構成員なんて、どうとでもあしらえる。
化学兵器がなければ、奴らは所詮雑魚の集まりでしかない。
俺はルルシー、ルリシヤ、アイズと共に、『セント・ニュクス』の少年構成員とやらが捕らえられている尋問室に向かった。
シュノさんには、『青薔薇連合会』本部周辺の警戒を頼んだ。
また『セント・ニュクス』が仕掛けてきた可能性は否定出来ないからだ。
アリューシャも、その補佐。
そわそわするルリシヤと尋問室に向かうと、そこにはまだあどけない顔をした少年達が、怯えきった表情で捕らえられていた。
「お前達…!何でここに」
彼らの顔を見るなり、ルリシヤが駆け寄った。
成程。やはり『セント・ニュクス』の構成員なのか。
「ルニキスさん…!良かった、やっぱり『青薔薇連合会』にいたんですね」
少年の一人が、ルリシヤを見て顔を綻ばせた。
そういや『セント・ニュクス』でのルリシヤの名前は、ルニキスだったんだよな。
ややこしい。
「お前達、どうしてここに来たんだ。グリーシュは?どうやって来た?」
「ルニキスさん…。ルニキスさん、お願いです。今すぐ、ここから逃げてください」
「…何?」
逃げろってのは…一体どういうことだ?
「ここにいちゃ駄目です。ここにいる人達、周囲の人も、皆逃がしてください。今すぐに」
少年の目は真剣そのもので、とても演技しているようには見えなかった。
…そんな迫真の演技が出来るような役者が、『セント・ニュクス』にいるとは思えないし。
これは…雲行きが怪しくなってきたぞ。
「一体、どうしたの?」
「あっ…。アイズさん、ルリシヤさんもいらっしゃったんですね。丁度良かった…。すぐに来てください」
「ルヴィア、どうした?何があった」
すぐに頭に浮かんだのは、『セント・ニュクス』のことだ。
と言うか、今は他に大変なことなんてないだろう。
俺達が勝手に平和を享受して、夏を満喫していただけで。
一応今は、『セント・ニュクス』と抗争状態にあるんだからな。
「それが…『セント・ニュクス』の構成員と名乗る少年達が、六人ほど…ここに来ています」
「何だって…?」
この場で一番驚いたのは、間違いなくルリシヤだろう。
彼は目を見開いて、そしてルヴィアにすがるように尋ねた。
「無事なのか?生きてるのか?」
「は、はい…。怪我をしている者もいますが…一応」
「治療してやってくれ、お願いだから」
「一応敵組織の人間だよ。敵の斥候である可能性も…」
すかさず、アイズがそう指摘した。
それはもっともだ。最悪爆弾を隠し持ってきてる可能性だってある訳だからな。
「頼む。責任は俺が取る」
ルリシヤは迷うこともなく、きっぱりと言い切った。
まぁ、ルリシヤならそうだろうね。
「治療してあげましょう。ルリシヤがここまで言うのだから、止めても無駄です」
「…だね。とにかく、話を聞いてみないことには何も分からない」
身体検査はしてるだろうし、それに『セント・ニュクス』の少年構成員なんて、どうとでもあしらえる。
化学兵器がなければ、奴らは所詮雑魚の集まりでしかない。
俺はルルシー、ルリシヤ、アイズと共に、『セント・ニュクス』の少年構成員とやらが捕らえられている尋問室に向かった。
シュノさんには、『青薔薇連合会』本部周辺の警戒を頼んだ。
また『セント・ニュクス』が仕掛けてきた可能性は否定出来ないからだ。
アリューシャも、その補佐。
そわそわするルリシヤと尋問室に向かうと、そこにはまだあどけない顔をした少年達が、怯えきった表情で捕らえられていた。
「お前達…!何でここに」
彼らの顔を見るなり、ルリシヤが駆け寄った。
成程。やはり『セント・ニュクス』の構成員なのか。
「ルニキスさん…!良かった、やっぱり『青薔薇連合会』にいたんですね」
少年の一人が、ルリシヤを見て顔を綻ばせた。
そういや『セント・ニュクス』でのルリシヤの名前は、ルニキスだったんだよな。
ややこしい。
「お前達、どうしてここに来たんだ。グリーシュは?どうやって来た?」
「ルニキスさん…。ルニキスさん、お願いです。今すぐ、ここから逃げてください」
「…何?」
逃げろってのは…一体どういうことだ?
「ここにいちゃ駄目です。ここにいる人達、周囲の人も、皆逃がしてください。今すぐに」
少年の目は真剣そのもので、とても演技しているようには見えなかった。
…そんな迫真の演技が出来るような役者が、『セント・ニュクス』にいるとは思えないし。
これは…雲行きが怪しくなってきたぞ。

