「…」
「…」
…何が、嬉しくて。
ルレイアを撃った男と、仲良くキッチンに並ばなくてはならないのか。
しかし、ルリシヤは全く気にしていない様子。
「…」
別に手伝ってもらいたくないとか、点数稼ぎのつもりかとか、色々言いたいことはあったが。
どれを言っても、子供じみた駄々を捏ねているような気がして。
「…じゃあ、スープ作ってくれるか。そこの…野菜使って良いから」
「分かりました」
我ながら何を言ってんだ、とは思ったけども。
まぁ…本人が手伝うと言うのだから、好きにやらせてやれば良い。
と言うか、こいつ料理なんて出来るのか。
「ちょっと包丁借りますね」
「あぁ…うん」
…ん?元暗殺者に包丁なんか持たせて大丈夫なのか?
まさか後ろから刺したりはしないだろうな…と、俺は気が気じゃなかったが。
ルリシヤは俺の心配を鼻で笑うように、平然と野菜を切っていた。
しかも。
「…!?」
ルリシヤの手元を見て、俺は愕然とした。
…何だ?それは。
「…?どうかしました?ルルシー先輩」
ルルシー先輩だと?
何だ、その気安い呼び方は。
いや、今はそれより気になることが。
「何なんだ…?その切り方は」
「え?あぁ…これですか?飾り切りですよ」
ルリシヤは、桜の形をしたニンジンを見せてくれた。
…どうなってるんだ?これ。
桜の花びらはまだ分かる。
「この…蝶々とか…どうなってるんだ」
蝶々型のニンジン。初めて見たぞ。
こんな切り方があるのか。
「アリューシャ先輩、ニンジンが苦手だって言ってたでしょう?だから、飾り切りして見た目を可愛くしたら、食べられるかと思って」
「…!」
「他の野菜も食べやすいサイズに切って、くたくたになるまで煮て青臭さをなくしたら、食べやすいと思います。それと、スープに入れる鶏団子にも、微塵切りにしたネギと生姜を混ぜて、少しでも野菜を多目に取れるようにしてみます。…駄目ですか?」
こ、こいつ…。
…もしかして、俺より料理出来るのでは?
「…別に駄目じゃないよ。好きにすれば…」
「ありがとうございます」
…なんて奴だ。
俺も料理に関しては少々覚えがあるつもりだったが…。
俺、こんな飾り切りなんて出来んぞ。
アリューシャの野菜嫌いだって…少しでも克服出来るように頑張ってきたつもりだけど…。
「…」
文句の付け所がない、ルリシヤの包丁捌きを見ていると。
もやもやしたものが、胸のうちから沸いて出てくる。
包丁捌きだけではない。調理過程の全てが手慣れていて、おまけに丁寧だった。
一体、何処でそんな技術を。
お前、マフィアだろうが。マフィアが料理なんてするのか。
いや、俺もマフィアなんだけど。
結局、ルリシヤは野菜スープに加えて、副菜としてオムレツまで作り上げた。
こいつの、この手際の良さと手先の器用さは何なのか。
逆に怪しいぞ。
「…」
…何が、嬉しくて。
ルレイアを撃った男と、仲良くキッチンに並ばなくてはならないのか。
しかし、ルリシヤは全く気にしていない様子。
「…」
別に手伝ってもらいたくないとか、点数稼ぎのつもりかとか、色々言いたいことはあったが。
どれを言っても、子供じみた駄々を捏ねているような気がして。
「…じゃあ、スープ作ってくれるか。そこの…野菜使って良いから」
「分かりました」
我ながら何を言ってんだ、とは思ったけども。
まぁ…本人が手伝うと言うのだから、好きにやらせてやれば良い。
と言うか、こいつ料理なんて出来るのか。
「ちょっと包丁借りますね」
「あぁ…うん」
…ん?元暗殺者に包丁なんか持たせて大丈夫なのか?
まさか後ろから刺したりはしないだろうな…と、俺は気が気じゃなかったが。
ルリシヤは俺の心配を鼻で笑うように、平然と野菜を切っていた。
しかも。
「…!?」
ルリシヤの手元を見て、俺は愕然とした。
…何だ?それは。
「…?どうかしました?ルルシー先輩」
ルルシー先輩だと?
何だ、その気安い呼び方は。
いや、今はそれより気になることが。
「何なんだ…?その切り方は」
「え?あぁ…これですか?飾り切りですよ」
ルリシヤは、桜の形をしたニンジンを見せてくれた。
…どうなってるんだ?これ。
桜の花びらはまだ分かる。
「この…蝶々とか…どうなってるんだ」
蝶々型のニンジン。初めて見たぞ。
こんな切り方があるのか。
「アリューシャ先輩、ニンジンが苦手だって言ってたでしょう?だから、飾り切りして見た目を可愛くしたら、食べられるかと思って」
「…!」
「他の野菜も食べやすいサイズに切って、くたくたになるまで煮て青臭さをなくしたら、食べやすいと思います。それと、スープに入れる鶏団子にも、微塵切りにしたネギと生姜を混ぜて、少しでも野菜を多目に取れるようにしてみます。…駄目ですか?」
こ、こいつ…。
…もしかして、俺より料理出来るのでは?
「…別に駄目じゃないよ。好きにすれば…」
「ありがとうございます」
…なんて奴だ。
俺も料理に関しては少々覚えがあるつもりだったが…。
俺、こんな飾り切りなんて出来んぞ。
アリューシャの野菜嫌いだって…少しでも克服出来るように頑張ってきたつもりだけど…。
「…」
文句の付け所がない、ルリシヤの包丁捌きを見ていると。
もやもやしたものが、胸のうちから沸いて出てくる。
包丁捌きだけではない。調理過程の全てが手慣れていて、おまけに丁寧だった。
一体、何処でそんな技術を。
お前、マフィアだろうが。マフィアが料理なんてするのか。
いや、俺もマフィアなんだけど。
結局、ルリシヤは野菜スープに加えて、副菜としてオムレツまで作り上げた。
こいつの、この手際の良さと手先の器用さは何なのか。
逆に怪しいぞ。


