…と、悪口を散々言ったが。
勿論、それは彼らが悪いのではなく、そういう洗脳をされてきたからに他ならないのだが。
戦意を失い、考えることをやめた兵士など、最早兵士ではない。
ただの人間だ。
戦争は原則的に、兵士がやることだ。ただの人間がやることじゃない。
ただの人間が戦場に立ったって、何も出来ない。
ただ突っ立って撃たれるだけのことだ。
『青薔薇解放戦線』の兵士達は今や、ただの人間に成り下がってきている。
あの訓練の様子を見れば一目瞭然だ。
「はー…。大変だねぇ…」
「本当」
俺達は他人事だから良かった。…と、言えたら良いのだが。
俺達も、他人事じゃないんだよなぁ。
何せ俺達は、そのただの人間ごときと共闘しなければならないのだ。
彼らの境遇については、同情してやらなくもないけどな。
でも、一緒に戦うとなると…話は別だ。
足を引っ張る仲間なんて、要らない。
「ルレイア、どうするの?このまま革命軍が平和ボケしていったら…。彼らと手を切るの?」
俺と同じことを危惧したのか、シュノさんが俺にそう聞いた。
「そうなるでしょうね。無能と手を組むことは出来ません」
奴らが突っ立って撃たれるのは勝手だが、俺達まで巻き込まれちゃたまらない。
かといって、ルルシーを傷つけやがった憲兵局を、許すつもりはない。
だから。
「俺達だけで、憲兵局をぶっ叩きます。『青薔薇解放戦線』なんて知りません」
「でも…ルレイア、それだと…私達、『青薔薇解放戦線』に利用されることにならない?」
うん。そうだね。
奴らも多分、腹の底でそれを狙っているんだと思う。
『青薔薇解放戦線』の体たらくに呆れて、『青薔薇連合会』が憲兵局を倒してくれたら。
『解放戦線』の奴らは、自分達が戦うまでもなく、革命を完遂出来る。
俺達を利用する訳だ。
でもな。
「そんなことはさせませんよ」
俺達を利用しようなんて、そんな都合の良い話を、俺が許すはずがないだろう?
「そのときは、交渉決裂で『青薔薇解放戦線』を箱庭帝国に送り返します。大量の武器を持たせてね」
「!」
「後ろ楯がなくなったとなれば、奴らも死物狂いで働くでしょう。それで憲兵局の数を出来るだけ減らして…国内が混乱したところを、『連合会』でとどめを刺す。完璧でしょう?」
『青薔薇解放戦線』が俺達を利用したいって言うんなら、こちらも同じことをさせてもらうまでのこと。
自分達の手を汚さず、甘い蜜を吸えると思ったら大きな間違いだ。
大体、そんなことは帝国騎士団が許さないだろう。
帝国騎士団だってそれなりに金を出しているのだから、契約はちゃんと守ってもらわないと困るはず。
『青薔薇解放戦線』がルティス帝国で平和に安穏と生きていられるのは、「革命を起こす」という約束をしたからだ。
約束を果たさないなら、彼らは単なる不法入国者でしかない。
追い出されるに決まってるだろう。
「成程なぁ…。ルレ公怖っ」
「うふふ。ルルシーの復讐を果たせるなら、俺は何でもやりますよ」
ルアリスが気づいて、何か対策をして戦意を取り戻させるなら良し。
でももし、奴らがこのまま平和ボケを続けるようなら…。
俺は、容赦はしないぞ。
勿論、それは彼らが悪いのではなく、そういう洗脳をされてきたからに他ならないのだが。
戦意を失い、考えることをやめた兵士など、最早兵士ではない。
ただの人間だ。
戦争は原則的に、兵士がやることだ。ただの人間がやることじゃない。
ただの人間が戦場に立ったって、何も出来ない。
ただ突っ立って撃たれるだけのことだ。
『青薔薇解放戦線』の兵士達は今や、ただの人間に成り下がってきている。
あの訓練の様子を見れば一目瞭然だ。
「はー…。大変だねぇ…」
「本当」
俺達は他人事だから良かった。…と、言えたら良いのだが。
俺達も、他人事じゃないんだよなぁ。
何せ俺達は、そのただの人間ごときと共闘しなければならないのだ。
彼らの境遇については、同情してやらなくもないけどな。
でも、一緒に戦うとなると…話は別だ。
足を引っ張る仲間なんて、要らない。
「ルレイア、どうするの?このまま革命軍が平和ボケしていったら…。彼らと手を切るの?」
俺と同じことを危惧したのか、シュノさんが俺にそう聞いた。
「そうなるでしょうね。無能と手を組むことは出来ません」
奴らが突っ立って撃たれるのは勝手だが、俺達まで巻き込まれちゃたまらない。
かといって、ルルシーを傷つけやがった憲兵局を、許すつもりはない。
だから。
「俺達だけで、憲兵局をぶっ叩きます。『青薔薇解放戦線』なんて知りません」
「でも…ルレイア、それだと…私達、『青薔薇解放戦線』に利用されることにならない?」
うん。そうだね。
奴らも多分、腹の底でそれを狙っているんだと思う。
『青薔薇解放戦線』の体たらくに呆れて、『青薔薇連合会』が憲兵局を倒してくれたら。
『解放戦線』の奴らは、自分達が戦うまでもなく、革命を完遂出来る。
俺達を利用する訳だ。
でもな。
「そんなことはさせませんよ」
俺達を利用しようなんて、そんな都合の良い話を、俺が許すはずがないだろう?
「そのときは、交渉決裂で『青薔薇解放戦線』を箱庭帝国に送り返します。大量の武器を持たせてね」
「!」
「後ろ楯がなくなったとなれば、奴らも死物狂いで働くでしょう。それで憲兵局の数を出来るだけ減らして…国内が混乱したところを、『連合会』でとどめを刺す。完璧でしょう?」
『青薔薇解放戦線』が俺達を利用したいって言うんなら、こちらも同じことをさせてもらうまでのこと。
自分達の手を汚さず、甘い蜜を吸えると思ったら大きな間違いだ。
大体、そんなことは帝国騎士団が許さないだろう。
帝国騎士団だってそれなりに金を出しているのだから、契約はちゃんと守ってもらわないと困るはず。
『青薔薇解放戦線』がルティス帝国で平和に安穏と生きていられるのは、「革命を起こす」という約束をしたからだ。
約束を果たさないなら、彼らは単なる不法入国者でしかない。
追い出されるに決まってるだろう。
「成程なぁ…。ルレ公怖っ」
「うふふ。ルルシーの復讐を果たせるなら、俺は何でもやりますよ」
ルアリスが気づいて、何か対策をして戦意を取り戻させるなら良し。
でももし、奴らがこのまま平和ボケを続けるようなら…。
俺は、容赦はしないぞ。


