「…怒ってます?ルルシー」
「いや…怒ってないよ」
やって欲しくないことではあったけど。
でも、やるだろうなとは思ってたから。
元々ルレイアはそうじゃないか。俺の身に何かあったら、ルレイアは絶対に黙ってはいない。
かく言う俺も…立場が逆だったら、黙ってはいないだろうしな。
だから、これはもう不可抗力だ。
うかうか刺された俺が悪かったのだ。
ネイルスにも…悪いことをしてしまった。
俺に、ルレイアを怒る資格はない。
むしろ、感謝しているくらいだ。
「俺の為にやってくれたんだろ?」
「うん…。いや…どっちかと言うと俺が復讐したかったからなんですけど」
おい。そこは嘘でも俺の為だったと言っておけ。
復讐を前にすると右も左も見えなくなる。いかにもルレイアらしい。
「単騎で『青薔薇解放戦線』の拠点に殴り込んだそうじゃないか。ルヴィアから聞いたぞ」
「一人じゃないですよ。アイズやシュノさん達も来てくれてましたし…。まぁ、置いていったんですけど」
ルレイアのことだから、アイズ達が援護するまでもなく一人で薙ぎ倒していったんだろうなぁ。
銃を持たせなくても、剣二本与えておけばルレイアは無敵だからな。
帝国騎士団ならまだしも、一般人の集団に過ぎない革命軍なんて、ルレイアの敵ではなかったことだろう。
しかも、復讐心に燃えるルレイアは、俺でも心臓が縮み上がるほどの気迫だからな。
恐らく、文字通り死神のようになっていたに違いない。
死神形態のルレイアなんて、俺だって怖くて逃げ出すよ。
『青薔薇解放戦線』が気の毒でならない。
「でも、ルヴィアが言っていたが…結局犯人は『青薔薇解放戦線』じゃなくて、憲兵局だったんだろう?」
「…そうらしいですね。わざわざ訪ねていったのに、違うって言われました。革命軍のリーダーに」
革命軍、とんだとばっちりじゃないか。
斬りかかるならせめて、犯人だと確証が持ててからにしろよ。
疑わしきは犯人同然なんだろうな。ルレイアにとっては。
「それで…憲兵局を倒す為に、『青薔薇解放戦線』と同盟を組んだのか」
「はい。…怒ってます?」
「怒ってないって、だから」
馬鹿なことしたもんだなぁとは想うけど。
不思議と、怒りは沸いてこない。
そうか、ルレイアならまぁ…しょうがないよな。って…そんな気分だ。
噛みつく相手くらい選べよ、とは思うがな。
よりにもよって、他国の政府を相手取るとは。
まぁ、帝国騎士団にも平気で牙を剥いていたから…今更だけどな。
「お前がそう決めたんなら、俺は協力する…。ただ、もう少し待ってくれ。傷が治らないことには、お前を手助けしてやれない」
「ルルシー…」
「一人で危険なことすんなよって、前にも言ったろ?」
こつん、とルレイアの額に拳をぶつけてやると、ルレイアは感極まったように、目をうるうるさせていた。
…なんか嫌な予感。
「ルルシー、俺…今、胸がきゅんってしました。少女漫画みたいに、胸がきゅんってしました」
「…そりゃ良かったな」
「このまま上手く行けば…近いうちに結婚イベントが発生するのでは…!?」
「しねーよ」
すっかりいつもの調子に戻りやがって。
コアラみたいに抱きついてくんな、全く。
まぁでも…心配かけたみたいだから、今日ばかりは…許してやることにする。
「いや…怒ってないよ」
やって欲しくないことではあったけど。
でも、やるだろうなとは思ってたから。
元々ルレイアはそうじゃないか。俺の身に何かあったら、ルレイアは絶対に黙ってはいない。
かく言う俺も…立場が逆だったら、黙ってはいないだろうしな。
だから、これはもう不可抗力だ。
うかうか刺された俺が悪かったのだ。
ネイルスにも…悪いことをしてしまった。
俺に、ルレイアを怒る資格はない。
むしろ、感謝しているくらいだ。
「俺の為にやってくれたんだろ?」
「うん…。いや…どっちかと言うと俺が復讐したかったからなんですけど」
おい。そこは嘘でも俺の為だったと言っておけ。
復讐を前にすると右も左も見えなくなる。いかにもルレイアらしい。
「単騎で『青薔薇解放戦線』の拠点に殴り込んだそうじゃないか。ルヴィアから聞いたぞ」
「一人じゃないですよ。アイズやシュノさん達も来てくれてましたし…。まぁ、置いていったんですけど」
ルレイアのことだから、アイズ達が援護するまでもなく一人で薙ぎ倒していったんだろうなぁ。
銃を持たせなくても、剣二本与えておけばルレイアは無敵だからな。
帝国騎士団ならまだしも、一般人の集団に過ぎない革命軍なんて、ルレイアの敵ではなかったことだろう。
しかも、復讐心に燃えるルレイアは、俺でも心臓が縮み上がるほどの気迫だからな。
恐らく、文字通り死神のようになっていたに違いない。
死神形態のルレイアなんて、俺だって怖くて逃げ出すよ。
『青薔薇解放戦線』が気の毒でならない。
「でも、ルヴィアが言っていたが…結局犯人は『青薔薇解放戦線』じゃなくて、憲兵局だったんだろう?」
「…そうらしいですね。わざわざ訪ねていったのに、違うって言われました。革命軍のリーダーに」
革命軍、とんだとばっちりじゃないか。
斬りかかるならせめて、犯人だと確証が持ててからにしろよ。
疑わしきは犯人同然なんだろうな。ルレイアにとっては。
「それで…憲兵局を倒す為に、『青薔薇解放戦線』と同盟を組んだのか」
「はい。…怒ってます?」
「怒ってないって、だから」
馬鹿なことしたもんだなぁとは想うけど。
不思議と、怒りは沸いてこない。
そうか、ルレイアならまぁ…しょうがないよな。って…そんな気分だ。
噛みつく相手くらい選べよ、とは思うがな。
よりにもよって、他国の政府を相手取るとは。
まぁ、帝国騎士団にも平気で牙を剥いていたから…今更だけどな。
「お前がそう決めたんなら、俺は協力する…。ただ、もう少し待ってくれ。傷が治らないことには、お前を手助けしてやれない」
「ルルシー…」
「一人で危険なことすんなよって、前にも言ったろ?」
こつん、とルレイアの額に拳をぶつけてやると、ルレイアは感極まったように、目をうるうるさせていた。
…なんか嫌な予感。
「ルルシー、俺…今、胸がきゅんってしました。少女漫画みたいに、胸がきゅんってしました」
「…そりゃ良かったな」
「このまま上手く行けば…近いうちに結婚イベントが発生するのでは…!?」
「しねーよ」
すっかりいつもの調子に戻りやがって。
コアラみたいに抱きついてくんな、全く。
まぁでも…心配かけたみたいだから、今日ばかりは…許してやることにする。

