最強男子・神宮寺兄弟からの溺愛が止まりません‼

 俺たちは勉強を必死にしていた。
 理由は、トップになりたい。俺はこの学校に来てから勉強面ではいつも二位。それに一位の人と点差がだいぶ離れていた。
 陸は首席のやつに教えてもらうのが一番いいって言っていた。陸は頭の回転が速い。首席に教えてもらうっていうのも、確実にいい考えだった。だが俺は、正直反対だった。
―――人間が嫌い。
 そういう理由だった。
 だが、違った。白鳥は必死に努力でここまで来て、優しくて大切な仲間だ。
「白鳥、この問題…。白鳥?おい、白鳥っ。」
 机に突っ伏している白鳥に声をかけても反応しない。もしかして…
 俺は顔の前にかぶっている髪の毛を耳にかける。
 そこには無防備な顔で小さな寝息をたてている白鳥がいた。
 俺たち三人は息をのんだ。
―――――可愛すぎるだろっ。
 こんな可愛いやつ、世界にいたことあるか?と本気で思うくらい可愛すぎた。
 陸も類も同じことを考えていると思う。
「お前ら…。」
 俺が声をかけると、はっとしたようにした。我に返ったみたいだ。
 その反応をみて、確信してしまった。
「白鳥のことが好き。」
「結ちゃんが好きだな。」
「こいつが…好き。」
 三人ばらばらだけど、言っていることは同じ。
 はあ、そこら辺のやつらは勝てる自信があるけど、陸と類はすこしな…。
「おい、仁と陸は何で好きになったんだよ。」
 類が焦った感じでそう言ってきた。こいつは余裕な顔しておいて意外と余裕じゃない。
 そんな類が好きな理由を聞いてきた。
 んなの、なぜか突然好きって気づいた。俺たちに興味がなくて、ほかの女と違うところ、可愛いし優しいところに惹かれた。この気持ちは最初で最後の恋かもしれない。
 そう思うくらい結が好きだ。