僕より大きな物を背負っている君へ

「え?さっき竹野さんと喋ってなかった?」
少しおどおどしながら言った。

「あの後すぐ帰ったんだ」と笑みを見せる。

「へ~そうなんだ…」と目線を少しずらして言う。

「…なんかさ…去年の冬ぐらいから、春遠くん学校でも部活でも全く話してこなくなったけど、どうかした?なんかあった?」

とまおりちゃんは首を傾げて俺に言う。

そんなの一つしかないじゃん…

’’まおりちゃんが連くんと付き合い出したから。’’
…なんて言えるはずもなく。

「え~そうかな~気のせいじゃない?」
と誤魔化した。

目を逸らす俺に対して、まおりちゃんはずっと俺をまっすぐ見ていた。

まおりちゃんの短い髪が風で揺れる…

「気のせい?ほんと?」と眉をひそめて言う。

「ほんとほんと!」また嘘をつく。

でも良いんだこれで…

別に…