僕より大きな物を背負っている君へ

「ついたー!」

バスから出た瞬間まおりちゃんが大声で言った。

「やっと着いたね」と呟く。

「遊園地とか久しぶりだな~」

咲瑛さんが遊園地への入り口を眺めながら言う。

「さぁ!皆さん写真撮りますよ~」

「は~い!」と全員が言ったとたんぎゅっと集まる。

相変わらずまおりちゃんが近い。

「はいっ!チーズ!」

シャッター音が鳴り響き、一斉に俺達六人以外の人が遊園地へ走りだす。

「私らはゆっくり行こっか」

優雅さんが俺達に向けて言う。

「そうしよー!」と矢島が両手を空に突き上げて言った。花都も一緒に手を上げる。

          ♢

遊園地の入り口をくぐり抜け、歩いて行く。

大きな観覧車や回り続けるメリーゴーランド。

高い所から一気に落ちるジェットコースター。
なぜか懐かしい記憶が蘇る。