僕より大きな物を背負っている君へ

四人が俺とまおりちゃんの前を歩く。

「もう…終わりか…」と夕日と青空の境目を眺めながら言う。

「そうだね…もう…終わっちゃう…」

まおりちゃんも俺が見ている境目を一緒に見る。

「…っ!せっかく終わるならっ!」と言って俺にスマホを渡して俺の隣に思いっきりとんでくる。

「夕日の写真撮ろ!」

「え…えぇ…!?」

戸惑いが全く隠せない。

「いや…でもこんなところ見られたら連くんに勘違いされ…」

「今はいいの!春遠くんしか入らないから!」と目をパチッと閉じ大声で言う。

幸い回りに人はいなかった。

「ほら!綺麗なんでしょ?だったら今しか撮れない夕日…かもしれないじゃん!」

そっか…今しか撮れないんだ…

この夕日も…まおりちゃんも…

「…わかった…でも…俺一人もなんか味気ないから一緒に撮ろ?」

「え…」とまおりちゃんが声を漏らす。