──夜、わたしはベッドの上でさっきのことを考えていた。
「……大丈夫かな」
誰が悪いとか、そう言うことではなくて……
単純に三人の仲が。
三人とも個性が強いから、仕方ないと言ってしまえば楽だけど、
もしわたしが居ることでああなるなら、少し距離を置いた方がいいのかもしれない。
「って思って、距離を置こうとしたとこでバレるのは目に見えるし、簡単に距離を置けるような三人でもないしなぁ……」
そばにあるクッションを抱いて考える。
「……来週の様子を見てから、でもいいかな」
女子と違って、男の子は何事もなかったようにしてたりするかも──



