肉体よりも精神的なダメージを食らいつつ、乗りきった一日。



教室からヤンキー達がぞろぞろと帰っていくのを見送りながら、最後に帰ることを決めた。



その方がいちいち睨まれることないし。


削られた精神にも少しばかり優しい気がする。



帰り支度はとっくに済んだけど、わたしは一人になるまで座って待っていた。





あと数人というところに、しゅーちゃんといっちゃんが入ってくる。



「良かったまだ居てくれて。一緒に帰ろっか」


「俺んとこ来なかったけど、なんもされなかったか?」


「うん。ちょっとばかし怖かったけど、なんとかって感じかな。……たーちゃんは?」




めんどくさい、と今朝言われてしまったし今居ないしで。気になってしまう。