その日は、私は体育館でステージのセッティングをしていた。
今日はクラスの手伝いじゃなくて、部活の準備。
うちの部活は、代替わりが早くて、この時期はもう2年生が部長を務めている。
今のダンス部の部長は、私。
ステージの下から部員に指示を出す。ステージ上では、部員がワイワイ設営の準備をしていた。
私は一人でステージの装飾の完成図案をじっと見つめていると、誰かが一緒に覗き込んできた。
「水色さん、部長なんだ。」
あ、いつも俊先輩と一緒にいる人だ。俊先輩と同じクラスの…。
「須藤。」
須藤先輩が、「はじめまして。」ってニコって笑う。
「須藤、先輩。」
「水野さん。でしょ?」
須藤先輩が私を指さす。
「そうです。なんで知ってるんですか?」
「俊が言ってた。俊と仲良いの?」
「仲良いっていうか…」
話したことがあるだけっていうか…。私もこの前突然声をかけられてびっくりした。
ふと耳にピアスの穴が開いてるのが見えた。
須藤先輩が私の視線に気づいて、「あ、バレた?笑」って耳たぶを触る。
今日はクラスの手伝いじゃなくて、部活の準備。
うちの部活は、代替わりが早くて、この時期はもう2年生が部長を務めている。
今のダンス部の部長は、私。
ステージの下から部員に指示を出す。ステージ上では、部員がワイワイ設営の準備をしていた。
私は一人でステージの装飾の完成図案をじっと見つめていると、誰かが一緒に覗き込んできた。
「水色さん、部長なんだ。」
あ、いつも俊先輩と一緒にいる人だ。俊先輩と同じクラスの…。
「須藤。」
須藤先輩が、「はじめまして。」ってニコって笑う。
「須藤、先輩。」
「水野さん。でしょ?」
須藤先輩が私を指さす。
「そうです。なんで知ってるんですか?」
「俊が言ってた。俊と仲良いの?」
「仲良いっていうか…」
話したことがあるだけっていうか…。私もこの前突然声をかけられてびっくりした。
ふと耳にピアスの穴が開いてるのが見えた。
須藤先輩が私の視線に気づいて、「あ、バレた?笑」って耳たぶを触る。



