球技大会の閉会式後、各々教室に帰って体操服から制服に着替える。
HRが終わった後は、教室は、今日の打ち上げの話で盛り上がっていた。
「今日、水野も来るでしょ?」幹事の男子が最終の出欠を取っている。
「うん。」
「了解!」
俊先輩のLINEを開いて、閉じる。
帰ろうと思って下駄箱に行くと、先輩たちのクラスの何人かが体操服のまま、お喋りをしていた。先輩たちのクラスは、決勝戦で、負けた。
その集団の中に俊先輩を見つけた。一瞬また、鼓動が早くなる。でも、その姿を見て、頬が緩む。
ひとり輪から外れて悔しがって泣いているクラスの女子に気づいて、俊先輩が声をかけていた。どうやらその人は俊先輩と須藤先輩と同じチームだったみたい。
「なんで!?かっこよかったよ!」って俊先輩が励まして、「じゃあこれあげるから元気出して」って持ってたミンティアをシャカシャカ手に振ってあげてる。
「ふふ、ありがと。」
女子の先輩が少し笑顔になる。
素敵なひと。
心がほっこりする。
俊先輩の、そういうところが好き。大好き。
昇降口を出る。
HRが終わった後は、教室は、今日の打ち上げの話で盛り上がっていた。
「今日、水野も来るでしょ?」幹事の男子が最終の出欠を取っている。
「うん。」
「了解!」
俊先輩のLINEを開いて、閉じる。
帰ろうと思って下駄箱に行くと、先輩たちのクラスの何人かが体操服のまま、お喋りをしていた。先輩たちのクラスは、決勝戦で、負けた。
その集団の中に俊先輩を見つけた。一瞬また、鼓動が早くなる。でも、その姿を見て、頬が緩む。
ひとり輪から外れて悔しがって泣いているクラスの女子に気づいて、俊先輩が声をかけていた。どうやらその人は俊先輩と須藤先輩と同じチームだったみたい。
「なんで!?かっこよかったよ!」って俊先輩が励まして、「じゃあこれあげるから元気出して」って持ってたミンティアをシャカシャカ手に振ってあげてる。
「ふふ、ありがと。」
女子の先輩が少し笑顔になる。
素敵なひと。
心がほっこりする。
俊先輩の、そういうところが好き。大好き。
昇降口を出る。



