「郷くんのことなんだけど。中学校の正門まで拓司に迎えを頼んだから、そのまま部屋まで送ってもらう。郷くんにもそうラインしてある。明日以降の登校に関しても、マンションから最寄り駅までの地図を送っておいたし、迷わず登校できると思う」
「わ、わかりました」
「……なにか質問は?」
慧弥は腕時計を一瞥し、想乃に笑顔で確認した。想乃は不安げにたたずみ、目線を下げた。
「あの……本当に私、外に出たらいけないんですか?」
困ったように眉を下げ、慧弥が「うん」と頷く。
「そこだけは守って欲しい」
「……そうですか。慧弥さんが言うのなら……」
でも、やっぱり。大袈裟と言うか。過保護すぎるような気が……。
慧弥には慧弥の考えがあって、わざわざこうしているのだから、きちんと約束を守るのが正しいのだろう。頭ではそう理解している。
「じゃあ、俺からひとつだけ……言付けなんだけど」
「はい」
何だろうと思い、想乃は顔を上げた。
「俺がいない間……無いとは思うけど。また警察から事情聴取の連絡が入るかもしれない。応じるとしたら、今日から十日以上先の日付で約束してほしい。想乃が外に出るのは、あくまで俺が帰国してから……、ね?」
「……え、事情聴取?」
「わ、わかりました」
「……なにか質問は?」
慧弥は腕時計を一瞥し、想乃に笑顔で確認した。想乃は不安げにたたずみ、目線を下げた。
「あの……本当に私、外に出たらいけないんですか?」
困ったように眉を下げ、慧弥が「うん」と頷く。
「そこだけは守って欲しい」
「……そうですか。慧弥さんが言うのなら……」
でも、やっぱり。大袈裟と言うか。過保護すぎるような気が……。
慧弥には慧弥の考えがあって、わざわざこうしているのだから、きちんと約束を守るのが正しいのだろう。頭ではそう理解している。
「じゃあ、俺からひとつだけ……言付けなんだけど」
「はい」
何だろうと思い、想乃は顔を上げた。
「俺がいない間……無いとは思うけど。また警察から事情聴取の連絡が入るかもしれない。応じるとしたら、今日から十日以上先の日付で約束してほしい。想乃が外に出るのは、あくまで俺が帰国してから……、ね?」
「……え、事情聴取?」



