君と過ごす時(短編)

でも……。

二人が隣同士で座っているのを見たら、仕方ないと分かっていても心が崩れる。

もうあのまま、死んじゃえばよかったのに……。
そしたら、こんな辛い思いしなくてよかったのにな……。

なんて思うようになってしまった。

「……っず、夏は、類ちゃんの事好きだった?」
「あぁ」

待ち望んでいなかった言葉。
……っ、自分で聞いておいて傷つくなんて私めんどくさい女だな。

こんな私だから……夏は好きになってくれなかったのかな。

……今はそんなこと考えないで、いよう。

「……類ちゃん、なんで、言ってくれなかったの?」
「え?」
「夏のこと……好きってこと」

私はずっと気になっていたことを聞いた。
だって……聞いてもいないよーって言うだけだったから……なんで嘘をついていたのか分からなくって。

類ちゃんは目を丸くして、「あっ……」と言葉をこぼす。

「えっと……その時に、あぁ、つ、付き合ってみようかなぁ〜って」
…………え?