「いや、仲良いってよりは目をつけられただけというか…」
美来さんに入学式にあった出来事を話すと、大声でおなかを抱えて笑い出した。
「あいつがそんなこと言ったの?あははっ、相変わらず俺様なんだから。全然生意気なところ変わってないね」
笑いすぎて目尻に溜まっていた涙を拭った美来さんが、はーと息を吐き出した。
「…やっぱりあんな嘘つかないで、ずっとここにいればよかったかな」
「…あんな嘘?」
「琥珀と北斗と仲がいいなら、私のことも聞いてるよね?私が、琥珀と付き合ってたけど浮気してこの街を出ていったって。…もしそれが嘘だったとしたら、星奈ちゃんは信じてくれる?」
「…え?」
忘れられない人がいるのは、琥珀だけじゃなかった。
二人の恋は一つの“嘘”のせいで今もまだ終われていないんだと知るのは、すぐ後のことだった。
美来さんに入学式にあった出来事を話すと、大声でおなかを抱えて笑い出した。
「あいつがそんなこと言ったの?あははっ、相変わらず俺様なんだから。全然生意気なところ変わってないね」
笑いすぎて目尻に溜まっていた涙を拭った美来さんが、はーと息を吐き出した。
「…やっぱりあんな嘘つかないで、ずっとここにいればよかったかな」
「…あんな嘘?」
「琥珀と北斗と仲がいいなら、私のことも聞いてるよね?私が、琥珀と付き合ってたけど浮気してこの街を出ていったって。…もしそれが嘘だったとしたら、星奈ちゃんは信じてくれる?」
「…え?」
忘れられない人がいるのは、琥珀だけじゃなかった。
二人の恋は一つの“嘘”のせいで今もまだ終われていないんだと知るのは、すぐ後のことだった。

