ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

「…ああ」



琥珀だけがいつまでも美来さんの去っていった方向を見つめ続けていた。





「や、星奈ちゃん!」


「ひゃあああ!?」



放課後、最寄駅から家までの道を一人歩いていると、突然後ろからいい匂いのする女の人に抱きつかれた。



「失礼だなー。そんなに驚くことはないでしょう?」


「み、美来さん…?」


「お、私の名前覚えてくれてるんだ?嬉しいな」



にかっと眩しい笑顔を見せる美来さんに、驚きが隠せない。