ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

昨日琥珀と北斗くんと一緒に行ったあのお店か。



「昨日出勤してから、学生証の落とし物があるって話を聞いて覗いてみたら、なんと私の母校の子じゃない。女の子が入学したなんて珍しいと思って、ぜひ直接見てみたいなーってことで久しぶりに来ちゃった」



えへっと可愛らしく舌を出している美来さんに、琥珀も北斗くんも呆然としていた。



「なんか久しぶりな顔も見れたし、私はこれで帰るよ。じゃあね星奈ちゃん。よかったらまたお店来てよ。…お友達も誘ってね」



にこっと笑った美来さんは、窓枠に足を引っ掛けるとぴょーんとそのまま下に降りていった。



「え、ちょ、ここ三階…!」



慌てて下を確認するが、美来さんはうまく木に捕まりながら軽快な足取りで下に着地して、私に向かって大きく手を振っていた。


なんて無茶をする人なんだろう。



「…相変わらず、嵐のような女だったね」