「いや、関係なくない?そもそも私、相染さんのお兄さんとか知らないし、元トップなんだっけ?だからなに?って感じだし。私は相染さんと仲良くなりたいだけだよ。貴重な女子二人だしね!」



相染さんは衝撃を受けたのか、目を見開いてしばらく固まっていた。



「そんなことよりも、このパンケーキ屋、今日の放課後にでも行かない?」


「…行く」



少し迷いながらも、行くと言ってくれた相染さんに嬉しくなって笑顔で返した。





「…それで、なんで角刈りもいるわけ?」


「ん?なんでって、俺もここのパンケーキ食べたかったから」



私の横でイチゴスペシャルパンケーキを頬張っている角刈りが、何か問題でも?と言いたげに首を傾げていた。



「相染さんとデートだったのに。邪魔すぎ!」