ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

優しく微笑んだ燈真になぜか少しだけどきりとしてしまい、軽く手を振り返してから急いで校門に向かって走っていく。



「あ、きたきた。愛菜ー」


「お母さん、お父さん!ただいまー!」



校門の前に止まっていた車から、お母さんとお父さんが下りてきて二人に勢いよく抱きつく。


今日は三人で外食に行く日なのだ。



「ん?なんか愛菜、顔赤くない?」


「へ!?は、走ったからだよ!」


「そう?学校、楽しかった?」


「ぜーんぜん!ヤンキーたちに囲まれてて居心地悪いったらありゃしないよ!一番青春できるなんて嘘ついたでしょ!」



怒って頬を膨らませる私に、お母さんはなぜかクスクスと笑っていた。



「私も最初は今の愛菜と全く同じ気持ちだったの。だから、大丈夫。そのうち最初の気持ちを忘れるくらいの出逢いや思い出が、あなたを待っているはずだから」