「…今の琥珀はもう星奈の知ってる琥珀じゃないよ。一年の頃はあんまり気にしてなかったけど、あの頃の琥珀は今と別人みたいに冷たかったから。力で人を支配できると本気で思ってたやつだよ」
「美来のことがまだ消化されてなくて、高一の四月はまだ荒れていたんだ。たしかに、星奈ちゃんが出会った頃の琥珀とは全くの別人かもしれないね」
「…私だって、まるで知らない人と話してる感覚だよ。こんな琥珀、知らないもん…。でもここで諦めちゃダメだと思う。思い出してもらえなくても琥珀にもう一度好きになってもらいたいの。私は琥珀じゃないとダメだから」
琥珀が心を開いてくれるように少しずつ慎重に関わっていこう。
「…それが、星奈ちゃんの本音?」
「え?うん、そうだけど…」
ぐいっと北斗くんに腕を引かれ、廊下に連れ出される。
「え、ちょ、北斗くん…!どこ行くの?」
「琥珀のとこ」
わけがわからないまま北斗くんに引っ張られ中庭に連れてこられる。
「美来のことがまだ消化されてなくて、高一の四月はまだ荒れていたんだ。たしかに、星奈ちゃんが出会った頃の琥珀とは全くの別人かもしれないね」
「…私だって、まるで知らない人と話してる感覚だよ。こんな琥珀、知らないもん…。でもここで諦めちゃダメだと思う。思い出してもらえなくても琥珀にもう一度好きになってもらいたいの。私は琥珀じゃないとダメだから」
琥珀が心を開いてくれるように少しずつ慎重に関わっていこう。
「…それが、星奈ちゃんの本音?」
「え?うん、そうだけど…」
ぐいっと北斗くんに腕を引かれ、廊下に連れ出される。
「え、ちょ、北斗くん…!どこ行くの?」
「琥珀のとこ」
わけがわからないまま北斗くんに引っ張られ中庭に連れてこられる。

