ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

ぐいっと笑顔の琥珀に顎クイをされて、涙でぐちゃぐちゃの私の顔がみんなの前に晒される。



「う、みんなしてずるいよぉ…っ」


「はは、泣くなよ」



入学当初は私がトップになってやるなんて大口叩いたりもしたけど、まさか本当になっちゃうなんて…。


まだ全然実感が湧かないよ。



「…さない」


「あ?なんだ、おまえ?鉄パイプなんて持って、あぶねぇだろ」



ふと角刈りの焦ったような声が聞こえてきて顔を上げると、鉄パイプを持った男子生徒が私を真っ直ぐに見つめながらゆらりと立っていた。



「…そういえば、さっきのヤクザ達、俺たちは雇われたって言ってたよね?それって黒幕が他にいるってことじゃ…」


「たしかにな。そもそもいきなりヤクザが襲ってくるとかどう考えてもおかしいよ。黒幕はこの学校に今もまだいるってこと?」